MEXCは日本円の直接入金は不可ですが、クレジットカードで仮想通貨の購入は可能です。
ただし、クレジットカード利用には注意点もあるため、対応ブランドや購入可能銘柄にくわえ、PC・スマホの具体手順までわかりやすく解説します。
入金手数料一覧を見たい方は、MEXCの手数料一覧も併せて読んでみてくださいね!
目次
【前提】MEXCはクレジットカード入金はできないが仮想通貨の購入が可能

MEXCでは、銀行振込などで日本円を直接口座に「入金」することはできません。しかし、決済代行会社を介して、クレジットカードで仮想通貨を直接購入できます。
購入した仮想通貨は、MEXCの口座に直接反映されるため、国内取引所から仮想通貨を送金する手間がなく、反映が速いのがメリットです。
一方で、手数料が比較的高めに設定されており、一部のカードが利用できません。また、購入した資産はマネーロンダリング対策のため、72時間出金が制限されるなどのデメリットも理解しておく必要があります。
MEXCのクレジットカード入金の基本情報

MEXCでクレジットカードを利用する前に、対応ブランドや手数料、反映時間といった基本的なルールを把握しておきましょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
購入できるクレジットカードのブランドはVISAとMastercardのみ
MEXCで利用できるクレジットカードのブランドは、VISAとMastercardの2種類のみで、JCBやAMEX、Diners Clubなどは、対応していません。
また、VISAやMastercardブランドのカードであっても、カードを発行している会社の判断で、海外の仮想通貨取引所での決済を制限しているケースがあります。
例えば、楽天カードや三井住友カードなどは、セキュリティ上の理由から決済が承認されず、失敗する可能性が高いです。
お手持ちのカードが利用できるか不明な場合は、別のカードを試すか、後述する国内取引所から仮想通貨の送金を選ぶのが確実です。
クレジットカードで購入可能な仮想通貨は9銘柄のみ
MEXCでは2,000以上の豊富な銘柄がありますが、実際にクレジットカードで購入できるのは、利用する決済代行会社によって限定される点に注意が必要です。
以下はクレジットカードで購入できる仮想通貨の銘柄となります。
- BTC
- TUSD
- XRP
- ETH
- EOS
- USDT
- AME
- USDC
- TRX
もし目的のアルトコインが直接購入の対象外である場合は、まず対応しているUSDTなどをクレジットカードで購入し、その後MEXCの現物取引で目的の通貨に交換するのがおすすめです。
クレジットカードで購入した際の反映時間は約5分
クレジットカード決済で購入した場合、MEXCの口座に約5分で反映されるため、スピーディに取り引きできるのがメリットです。
ただし、決済代行会社の処理速度や、ビットコインなど各通貨のブロックチェーンネットワークの混雑状況によって多少前後します。
初めてその決済代行会社を利用する場合は、本人確認(KYC)手続きやカード情報の入力に追加で時間がかかるため、15分から30分程度は余裕を見ておくと良いでしょう。
もし1時間以上経過しても資産が反映されない場合は、決済が失敗しているか、何らかのトラブルが起きている可能性があるため、MEXCまたは決済代行会社のサポートへの問い合わせが必要です。
クレジットカード入金の手数料は決済代行会社や購入銘柄により異なる
クレジットカードで購入する際の手数料は一律ではなく、利用する決済代行会社や購入する仮想通貨、そして決済金額によって変動します。
| 決済代行会社 | 手数料率 |
|---|---|
| banxa | 3.24% |
| mercuryo | 3.95% |
| simplex | 3.5~5%または10ドルの高い方 |
手数料が一番安いプロバイダーにはベストプライスの表示が付くので、手数料率を完璧に覚える必要はありません。
また、手数料は割高になるため、コストを優先する場合は仮想通貨での送金がおすすめです。
MEXCでクレジットカードを使い仮想通貨を購入する際の手数料【銘柄別】

クレジットカード購入の手数料は、購入する銘柄単体で固定されているわけではなく、どの決済代行会社の見積もりを利用するかによって大きく異なります。
例えば、同じ1万円分の仮想通貨を購入する場合でも、A社とB社では適用される手数料率や為替レートが違うため、最終的に受け取れる仮想通貨の数量が変わってきます。
一般的に、USDT、USDC、BTC、ETH、XRPといった主要な仮想通貨を購入する際の手数料レンジは、概ね3.2%から5%前後に収まることが多いです。
しかし、この料率はプロモーションの有無、為替レートの変動、市場の流動性によって常に変動します。そのため、実際の購入画面で希望の通貨と金額を入力し、提示されるベストプライスのプロバイダーが示す最終的な見積もりを都度確認しましょう。
MEXCで仮想通貨をクレジットカード購入する際の最低金額と最高金額一覧

クレジットカードでの購入には、利用する決済代行会社ごとに異なる最低金額と上限金額が設定されています。
最低購入金額の目安は、下記のとおりです。
- Simplex:10,000円
- Banxa:10,000円
- Mercuryo:約3,610円 (為替レートにより変動)
注意点として、購入希望額が少なすぎると、「MoonPay」しか選択肢に表示されないことがあります。その場合は、購入金額を1万円以上に引き上げると、他の利用可能なプロバイダーが表示されるようになります。
また上限金額は、プロバイダー側の本人確認(KYC)の段階や、ユーザーのカードの利用限度額、カード発行会社のリスク審査など、複数の要因に依存します。
一般的に、一度に数百万円といった高額決済は承認されないことがほとんどです。高額の入金を希望する場合は、手数料も安く確実な国内取引所からの仮想通貨送金を利用するのが無難でしょう。
MEXCでクレジットカードで仮想通貨を購入する手順【PC・スマホ対応】

MEXCでのクレジットカード購入は、VISAかMastercardブランドのカードを用意すれば、PCとスマートフォンのどちらからでも簡単に行えます。
画面中央の「その他」をクリックします
画面中央の「その他」をクリックします。
暗号通貨を購入ページへ
「暗号通貨を購入」をクリックします。
購入金額を入力
購入通貨建をJPYに変更し、金額を入力後に「購入USDT」をクリックします。
支払いサードパティを選択
レートが最も良いサードパティを選択し「続ける」をクリックします。
購入内容の確認
受取金額や支払金額に問題ないことを確認し、利用規約に同意の上「続ける」をクリックします。
画面の指示に従う
あとは各サードパティの画面指示に従い手続きを進めていきます。
初回は住所の英語表記入力などで少し時間がかかりますが、2回目以降は手続きが簡単になり、よりスムーズに購入できます。
MEXCでクレジットカードが使えない際の原因と対処法

MEXCでクレジットカード決済がうまくいかない場合、カードブランドの選択ミスや本人確認の不備など、いくつかの典型的な原因が考えられます。慌てずに一つずつ確認していきましょう。
また、クレジットカードが使えない最も一般的な原因は、MEXC側ではなくカード発行会社側のセキュリティ制限である可能性も考えられます。
多くのカード会社は、不正利用やマネーロンダリングへの対策として、海外の暗号資産取引所への決済を一律でブロックする傾向にあります。特に、楽天や三井住友などの大手銀行系のカードではその傾向が顕著です。
この場合、ユーザー側で解決することは難しいため、対処法としてはまず別の発行会社のカードを試すのが最も確実です。仮想通貨の購入を頻繁に行う予定なら、比較的制限が緩やかとされるカードを事前に用意しておくのも一つの有効な手段です。
AMEXやJCBで入金しようとしている
MEXCのクレジットカード決済で、AMEXやJCBブランドのカードは利用できません。
決済を代行する第三者プロバイダーのシステムが、これらの国際ブランドに対応していないためです。利用可能なのはVISAかMastercardのみとなります。
もしAMEXやJCBのカードしかお持ちでない場合は、国内取引所を開設し、そこから仮想通貨を送金する方法で入金する必要があります。
また、これからVISAやMastercardを用意する場合でも、楽天カードや三井住友カードなどの発行会社によっては、仮想通貨関連の決済自体を制限していることがあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
本人確認(KYC)が終わっていない状態で入金しようとした
MEXCでクレジットカードを利用して仮想通貨を購入するためには、本人確認(KYC)を完了させておくことが条件です。
運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書アップロードと、顔認証を行うことで完了します。
また、決済を実行するプロバイダー側でも、独自の本人確認を求められる場合があります。プロバイダー側の手続きに不備があると決済は失敗するため、両方の手続きを行うことが重要です。
MEXCでクレジットカード入金をする際によくある質問

後に、MEXCのクレジットカード利用に関するよくある質問とその回答をまとめました。疑問点を解消し、安心して利用するための参考にしてください。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
MEXCはデビットカードで入金も可能でしょうか?
VISAまたはMastercardブランドが付帯しているデビットカードであれば、クレジットカードと同様に利用できます。
ただし、カードによっては、海外での高額決済や仮想通貨関連の取引を不正利用防止の観点から制限している場合があります。
MEXCはクレジットカードが使えないって本当?
MEXCでクレジットカードが全く使えないわけではありません。
使えない原因で多いのが、数千円などの少額決済時に「MoonPay」しか表示されないケースです。この場合、購入金額を1万円以上に引き上げるだけで、他の利用可能なプロバイダーが表示されます。
まとめ:MEXCにクレジットカード入金はできないが仮想通貨の購入なら可能!

MEXCに銀行振込などで日本円を直接「入金」することはできませんが、クレジットカード決済で仮想通貨を「購入」することは可能です。
VISAかMastercardを利用し、約5分で口座に資産が反映される手軽さが最大の魅力です。ただし、手数料はプロバイダーごとに異なり、概ね3〜5%台と仮想通貨の送金に比べて割高です。
また、購入した資産は72時間出金が制限されるほか、カード発行会社やブランドによっては利用できない点にも注意が必要です。
手軽さとスピードを重視するならクレジットカード購入、コストを抑えたい場合や高額の資金を移動したい場合は国内取引所からの仮想通貨送金と、ご自身の目的によって使い分けるのがよいでしょう。
