ETH高値から60%下落、買い場か価値の罠か
2026.06.09 05:42
イーサリアム(ETH)が昨年10月の高値から60%下落したことを受け、現在の価格水準を安値での買い場と見るべきか、構造的な価値毀損の兆候と見るべきか、判断が分かれる可能性があると指摘された。
オンチェーン分析企業10Xリサーチ(10X Research)は、「我々は昨年10月からETHに対し弱気な見方を維持しており、構造的な欠陥を指摘し続けてきた。当時ETHが3,800ドルで取引されていた時点でも、保有する魅力は大きくないと評価しており、DeFi(分散型金融)の成長ストーリーも過度な期待に基づいていると主張していた。特に昨年半ばの上昇相場は、ビットマイン(Bitmain)関連の資金流入が主導しており、mNAV(純資産価値対株価倍率)プレミアムが1倍水準に縮小したことで資金流入が止まり、価格上昇の勢いも失われた」と述べた。
続けて同社は、「価格と内包価値の乖離は最終的に解消されるほかない。ビットマイン(Bitmain)効果が消滅した後、ETH価格はファンダメンタルズに見合った水準に戻った。しかし、最近のETH価格が10月の高値から約60%下落し、割安な水準を下回ったことで、従来の弱気な見方も再検討が必要な時期に来ている。現在の水準は長期投資家にとって稀な買い場となる可能性がある一方で、構造的な競争力弱化が反映された価値の罠である可能性も存在する」と説明した。
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