2025年に入ってからも、暗号資産をめぐる制度整備は国内外で加速しており、
今後の市場拡大にも大きな注目が集まっています。
しかし、どこの国で運営されているか、不安でなかなか手を出せない方もいるでしょう。
結論から言うと、Bybitはセーシェル共和国法人・UAEで運営されており、
Bybitを日本人が利用しても法律的にまったく問題ありません。
本記事では、Bybitがどこの国で運営されているかという基本情報をはじめ、
安心して使える理由についても詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
Bybit(バイビット)の本社所在地はアラブ首長国連邦のドバイ

Bybitは、2018年にBen Zhou(ベン・チョウ)氏を中心としたメンバーによって
シンガポールで設立された仮想通貨取引所です。
設立当初からアジア市場を中心に成長を遂げ、2023年4月には本社をアラブ首長国連邦・ドバイへと移転しました。
ドバイは仮想通貨やフィンテック企業の誘致と規制整備が進んでいる国際都市で、多くの企業が進出しています。
日本人向け法人はセーシェル諸島で運営されている
Bybitの日本人ユーザー向けサービスは、セーシェル共和国に設立された法人を通じて提供されています。
日本国内の「トラベルルール」などの規制に対応するための措置です。
たとえば、日本の取引所からBybitへ暗号資産を送金する際、送金先の所在国をセーシェルと指定する必要があるため、
運営法人をセーシェルに置くことでスムーズな送金環境が確保されているのです。
本社はドバイにありますが、日本人利用者のための窓口はセーシェル法人となっており、今後も安定した運営が続けられる見込みです。
Bybit(バイビット)の会社概要

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Bybit Fintech Limited |
| 設立年 | 2018年3月 |
| CEO | Ben Zhou(ベン・チョウ) |
| 運営会社 | Bybit Fintech Limited |
| 公式HP | https://www.bybit.com/ |
| 本社所在地 | アラブ首長国連邦・ドバイ |
| 日本人向け法人 | セーシェル共和国法人 |
| 登録者数 | 7400万人以上 |
| 主なサービス | 現物・先物取引、ステーキング、NFT、ローン |
| 日本語対応 | サイト・カスタマーサポートともに対応 |
Bybit(正式名:Bybit Fintech Limited)は、2018年3月にシンガポールで設立されました。
創業者およびCEOはBen Zhou氏です。
世界中のユーザー数は初頭時点で約7000万人を超えており、2025年には世界第2位の取引量規模を誇る仮想通貨取引所へ成長しています。
2018年にシンガポールで設立されて2023年にドバイへ本社移転した
Bybit(バイビット)は、2018年にBen Zhou(ベン・ジョウ)氏らによってシンガポールで設立された仮想通貨取引所です。設立当初からアジア圏を中心に急成長を遂げ、グローバル展開を加速させました。
本社をアラブ首長国連邦(UAE)のドバイへと移転。
ドバイは仮想通貨やフィンテックに積極的な政策を打ち出す国際都市であり、多くの企業が拠点を構える地として注目されています。
Bybitもこの環境下で、より国際的なサービス展開と法規制への対応を強化しています。
Bybitの日本人向け法人の所在国はセーシェル諸島なのでトラベルルール適用外!

Bybitの日本人向けサービスは、現在セーシェル共和国の法人を通じて提供されています。これは、日本国内の仮想通貨に関する規制、とくに送金時に適用される「トラベルルール」への対応を目的とした措置です。
トラベルルールとは、マネーロンダリングや違法資金の流通を防止するための、国際的な規制のことを言います。
2023年からは日本でもこのルールが段階的に義務化されており、送金先の国情報が不正確だった場合に、
国内の取引所側から送金が拒否される可能性があります。
こうした背景から、Bybitはドバイ本社とは別に、日本人向けのサービス運営にあたってセーシェル共和国に法人を設けました。
Bybitの海外仮想通貨取引所としての基本スペック

引用:Bybit公式サイト
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 暗号資産の取扱数 | 2,093種類 |
| サポート対象国 | 241ヵ国 |
| 最大レバレッジ | 100倍 |
| 日本円の対応 | 日本円での直接入金は非対応(クレカ等あり) |
| 最大取引量 | 数十億ドル規模の24時間取引量(変動あり) |
| セキュリティ対策 | PoR監査、2段階認証等 |
| 取引所手数料割引 | 専用トークン利用・VIP制度による割引あり |
| スマホ対応 | あり |
豊富な銘柄数や最大100倍のレバレッジ取引など、高機能な取引環境が整備されており、
初心者から上級者まで幅広く支持されています。
銘柄数が多いだけでなく、取引コストの安さやゼロカット・追証なしの設計など、ユーザー目線の配慮も特徴です。
セキュリティ面では、2段階認証(2FA)や「Proof of Reserves(PoR)」の導入など、信頼性を高める
取り組みを積極的に実施しています。
Bybit(バイビット)の安全性・信頼性を調査

Bybitは、海外の仮想通貨取引所の中でも安全性・信頼性の高いプラットフォームとして知られています。
資産の証明やライセンス状況などを通じて、その実態を確認してみましょう。
プルーフ・オブ・リザーブの監査結果を毎月公開してる

出典:Independent Audit Report
Bybitは2024年6月から、毎月「Proof of Reserves(PoR:預かり資産の証明)」を公開しています。
この取り組みでは、第三者機関「Hacken」が40種類以上の仮想通貨資産について監査を実施し、
すべて100%以上の裏付け(=ユーザー預かり資産を超える準備率)があると報告しています。
この透明さによって、Bybitがユーザー資産を誠実に保全している証拠といえます。
14億ドル規模のハッキングによる資金流出があったが損失を補填しサービスを継続中
仮想通貨業界では、過去に当時世界二位の暗号資産取引所であるFTXが破綻したことで、市場全体に大きな不安が広がりました。
サービスの停止や破綻には至らず、資金力と信頼性の高さを証明しています。
2025年2月、Bybitは約14億ドル相当の資産が外部からのハッキングにより流出したことを公表しました。
これは業界最大級の規模ですが、同社は即座に対応し、すべての顧客資産を全額補填しています。
さらに、取引や出金の機能も通常通り継続され、プラットフォームとしての運営に一切の中断が発生しませんでした。
現在では、「Proof of Reserves」やリアルタイムモニタリングの導入により、セキュリティ体制は大幅に強化されており、利用者も安心して取引を行える環境が整備されています。
6つの国でライセンス・認可を取得している
Bybitは現在、以下の6つの国・地域で仮想通貨取引業に関するライセンスまたは登録認可を受けています。
- キプロス証券取引委員会(CySEC)ライセンス:305956090
- カザフスタン(AIFC:アスタナ国際金融センター)
- ドバイ暗号資産規制機関(VARA)ライセンス.
- オーストリアの金融市場監督当局(FMA)
- インド:FIU‑IND
- ジョージア(グルジア):VASP
これらの地域では、取得にあたって厳格な審査・要件が課されており、Bybitがそれらをクリアしていることは高いコンプライアンス体制の証明でもあります。
Bybitを利用しているトレーダーからの実際の声

評価が多かったのは、「日本語対応の丁寧さ」「高いレバレッジ・通貨の豊富さ」「セキュリティの信頼性」などでした。
初心者から上級者まで幅広い層に支持されていることがわかります。
中には、豊富なボーナスやキャンペーンに喜ぶユーザーもいました。
口座開設だけで数万円相当のボーナスが受け取れるという点は、これからBybitを始める人にとって
大きな魅力となっています。
私がBybitを実際に使ってみた感想

私が実際にBybitを使ってみて特に良いと感じたのは、「操作性の良さ」と「日本語サポートの充実度」です。
取引画面は直感的に操作でき、注文方法も種類が多くて柔軟。
特にスマホアプリは動作が軽く、出先でも簡単にポジション管理できるのが便利です。
また、チャットサポートが日本語対応しているのも安心感があり、初心者の自分でも安心して使えました。
ボーナスキャンペーンも定期的にあり、スタートしやすい取引所だと感じました。
今のところ大きな不満はなく、今後も継続して使っていきたいと思っています。
Bybitを利用したいというトレーダーからよくある質問

Bybitの日本人利用は禁止されていますか?
いいえ、日本人の利用は禁止されていません。
Bybitは日本人向けのサービスをセーシェル共和国法人を通じて提供しており、
日本からの登録・取引に制限はありません。
ただし、国内取引所からの送金時に「送金先国=セーシェル」と正しく指定する必要があります。
これを誤ると送金が拒否される恐れがあるため、注意が必要です。
Bybitはどこの国に本社がありますか?
Bybitの本社はアラブ首長国連邦のドバイにあります。
2023年にシンガポールから本社を移転し、ドバイの仮想通貨規制機関「VARA」に正式登録されています。
規制整備が進む都市に拠点を置くことで、国際的な透明性と信頼性の強化を図っています。
Bybitの会社住所は?
Bybit(バイビット)の会社住所は「Bybit Fintech Limited MacDonald House, 40A Orchard Road, Singapore」とされています。
ただし、これは登記上の所在地であり、現在の本社はドバイ世界貿易センター(DWTC)内に構えられています。
Bybitは日本法人を持っていますか?
Bybitは日本法人を持っていません。
そのため、Bybitは日本の金融庁に暗号資産交換業者として登録されておらず、
公式には日本での営業許可を得ていない状態です。
なぜ持っていないかというと、日本の規制に従い法人を持ったとしても、
Bybitの魅力的なサービスが制限されてしまうからです。
そのため、日本に法人を設立せずに、海外から日本人ユーザーに向けて、さまざまな対応を行っています。
Bybitは日本人もKYC可能ですか?
日本人ユーザーでもBybitで本人確認(KYC)を行うことが可能です。
提出が必要な書類としては、パスポートやマイナンバーカードなどの身分証明書に加えて、
公共料金の明細書や銀行からの通知書など、現住所を確認できる書類が必要になります。
KYCを完了することで、出金限度額の引き上げや一部取引機能の開放などのメリットが得られ、安全性と利便性の両方が向上します。
Bybitを本格的に利用したい方には、KYC手続きを済ませておくことをおすすめします。
まとめ:Bybitの本社はドバイにあり、日本人向けの拠点はセーシェル諸島にある

現在の本社はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイにあります。
ドバイは暗号資産関連の法整備が進んでおり、規制の明確な国際都市として多くの取引所が集まる注目の拠点です。
一方で、日本人向けのサービスはセーシェル共和国に設立された法人が担当しています。
これは日本のトラベルルールに対応するためで、現在も日本語サポートやKYC認証を通じてスムーズに利用可能です。
また、Bybitは「PoR(Proof of Reserves)」の毎月監査公開や複数国でのライセンス取得など、
安全性と透明性の面でも評価が高く、初心者から上級者まで利用されています。
このことから、Bybitは十分に信頼できる海外取引所の一つといえることがわかりました。
