香港、銀行の「暗号資産保有」規制緩和の兆し
2025.09.11 06:41
香港金融管理局(HKMA)が銀行を対象に暗号資産(仮想通貨)規制を緩和する案を提案したと、The Blockが現地メディアを引用して伝えた。HKMAは最近、バーゼル銀行監督委員会(BCSC)の指針に基づき、新しい銀行監督政策マニュアル(CRP-1)の草案を作成し、各銀行に送付して意見の返信を求めた。このマニュアルは、銀行が十分にリスク管理体制を確保していれば、パブリックブロックチェーンで発行された暗号資産を保有しても構わないという内容が骨子だ。意見収集を経て本格施行されれば、銀行は来年から資本要件算定で緩和された基準を適用されることになる。同メディアは「これは香港が再びアジアの暗号資産ハブになろうと始動していることを示すシグナルだ。最近香港は、暗号資産取引所やステーブルコイン発行者のための規制フレームワークを整備し、暗号資産産業を積極的に受け入れた。また香港証券先物委員会は、ライセンスを受けたプラットフォームが顧客資産に対する保管システムを強化するようにする指針を発表した。ただし、中国本土は依然として暗号資産の取引やマイニングを禁止している」と評価した。
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