分析「機関、FOMC控え現金化…リスク回避の兆候」
2025.12.10 10:10
12月の米国連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、ヘッジファンドがリスクオフ(リスク回避)ポジションに転換しているとの分析が出た。クリプトクワント寄稿者のXWIN Research Japanは「主要取引所のビットコイン保有量は減少しているが、USDTとUSDCの預け入れは増えている。機関がリスク資産の比率を下げ、現金性資産を積み上げる流れだ。ステーブルコインの預け入れ増加は、通常イベント後の対応のための事前ヘッジングの兆候と見なされる。このような流れは、先物ファンディングレートでも確認される。去る8~10月、FOMC発表前に短期トレーダーがロングポジションに大挙して参入し、ファンディングレートが上昇したが、発表直後に急落した。同時にビットコイン価格も高値から下落に転じ、利下げ期待感で短期ラリーが繰り広げられた後、指標発表後に下落するという典型的なパターンが現れた。現在も同じ動きが繰り返されている。シカゴ商品取引所(CME)のビットコイン先物未決済建玉は停滞しており、クジラ投資家の現物保有に変化はない。一方、ステーブルコインの流入量は増加している。機関が市場を予測するより、事前対応に焦点を合わせている証拠」と評価した。
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