米CFTC委員長代理、仮想通貨「現物引き渡し」指針を廃棄

米商品先物取引委員会（CFTC）委員長代理のキャロライン・ファム（Caroline D. Pham）が、仮想通貨規制緩和のため「現物引き渡し（actual delivery）」ガイドラインを廃棄したとコインデスクが報じた。当該指針は、仮想通貨商品取引時に現物引き渡しがデリバティブ規制を受けるべきか判断するために2020年に策定されたもので、商品取引法（Commodity Exchange Act）において中心的な概念とみなされる。ファム代理は「このガイドラインが今後の政策推進の障害となり得る。仮想通貨産業を萎縮させる旧態依然とした複雑な規制を撤廃することが、ドナルド・トランプ政権の今年の目標だ」と明らかにした。