分析「BTC、取引所間の資金流動が急減…市場に警報」
2025.12.15 02:40
最近、取引所間のビットコイン資金移動が急減し、市場に警報が灯ったという分析が出た。クリプトクワント寄稿者のXWIN Research Japanは「BTC価格は表面的には安定して見えるが、オンチェーンデータは正反対の信号を出している。取引所間の資金流動を測定するビットコイン移動波(IFP)指標が赤色に変わり、流動性が鈍化している。IFPが高いと裁定取引と流動性供給が円滑になり価格が安定する傾向があるが、IFPが低下すると小規模取引にも価格が敏感に反応し、変動性リスクが高まる」と診断した。続けて「今回の流動性鈍化は、取引所内のビットコイン保有量が歴史的に低い水準である状況で進行している。売却可能な物量が少なければ短期的には価格が支持される可能性があるが、それだけオーダーブックが薄くなり、価格が一方に動き始めるとスリッページと変動性が急激に拡大する。現在の市場はレバレッジが依然として高い状態なので、方向性よりも変動性自体が不安を増幅させうる。過去にもIFPが赤色に転換した時点で急激な調整や突然の価格急騰・急落が現れた。流動性が回復するまでレバレッジポジションは特に脆弱な状態」と付け加えた。
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