ブルームバーグ「ジャオ・チャンポン、米国復帰に始動…バイナンスUSの影響力拡大」
2025.12.17 12:50
バイナンス設立者ジャオ・チャンポンがトランプ大統領の恩赦後、米国内の地位回復のために本格的な歩みを始めたとブルームバーグが報じた。ブルームバーグは「ジャオ・チャンポンは現在、公式にはバイナンス経営の一線から退いた状態だが、トランプ政権の暗号資産(仮想通貨)親和的な基調に合わせ、対外的に米国内の影響力拡大を試みている。現在彼は米国内のバイナンス米国法人(Binance.US)の資本構造再編を検討しており、これまで障害となっていた支配持分を減らす案も議論中」だと説明した。そして「バイナンスは最近、共同設立者のホイ・イー(He Yi)をリチャード・テン(Richard Teng)と共に共同CEOに任命し、組織再編に乗り出した。ホイ・イーはジャオ・チャンポンの事実婚の配偶者であり、最近のイベントでホイ・イーはジャオ・チャンポンの引退を公式化したものの、彼の実質的な影響力は維持されているとみられる。現在バイナンスはブラックロックとのパートナーシップ拡大、トランプ一家が設立したワールドリバティ・フィナンシャル(WLFI)との協業も模索中だと知られている。一部ではバイナンスが過去の攻撃的な営業方式で米国市場再進入を試みる可能性を懸念している」と付け加えた。
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