ヘッジファンドCIO「ウォッシュはハト派で出発へ」
2026.06.17 17:23
ヘッジファンドのオラクルム・キャピタル(Oraclum Capital)のブク・ブコビッチ(Vuk Vukovic)最高投資責任者(CIO)は、現在の核心はインフレや金利ではなく政治にあると明らかにした。ウォッシュが就任した当時、消費者物価指数(CPI)が4.2%、生産者物価指数(PPI)が6.5%とインフレが加速しており、ウォッシュが以前に約束した利下げを実行する余地は限定的であったと指摘した。
しかし、最近の地政学的緊張の緩和、特に米国とイラン間の対立解消による原油価格の下落により、ウォッシュには余裕が生まれたと分析した。ブコビッチ氏は、ウォッシュがこうした好材料を強調し、インフレに対する警告は控える可能性が高いと見通した。同氏は「今回の会議でタカ派的なシグナルを送るとは見ていない」とし、「ハト派的スタンスで出発し、任期を良いスタート地点から始める可能性が最も高い」と述べた。
ウォッシュが厳格なフォワードガイダンスの提供を放棄した場合、市場は他のシグナルに注目するようになり、政府の貿易・外交・経済政策の比重が大きくなるだろうと付け加えた。今回の判断が正しいかどうかが、ウォッシュのコミュニケーション戦略にとって最初の重大な試金石となるだろうと伝えた。
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