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ECB、ステーブルコイン普及に警鐘

2026.07.17 12:36
欧州中央銀行(ECB)のピエロ・チポローネ(Piero Cipollone)理事会メンバーは、ステーブルコインの普及が商業銀行の個人預金基盤を弱め、既存の銀行システムの競争構造を変える可能性があると警告した。デジタル決済の拡大で銀行が決済手数料収入の減少や取引データ流出に直面するなか、ステーブルコインなどのデジタル資産による決済手段が一般化すれば、預金流出圧力は一段と強まる可能性があると指摘したと、ロイターが報じた。 チポローネ氏はさらに、欧州の決済インフラが非欧州企業への依存度を高めていると付け加えた。そのうえで、デジタルユーロは公的通貨の役割を維持し、銀行が決済エコシステムで中核的な役割を担い続けられるよう支援するとの考えを示した。 ECBはこのほど、銀行、フィンテック、決済業者など36機関をデジタルユーロのパイロットプログラム参加者に選定しており、パイロットは2027年下半期に始まる予定である。ECBは関連法案とテストが順調に進めば、2029年にデジタルユーロを正式導入できるとしていた経緯がある。

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