ゴールドマン・サックス、CPI受け利下げ判断の不透明感拡大
2026.09.11 13:09
ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)のアレクサンドラ・ウィルソン=エリザンド・エコノミストは、11日公表のCPIはおおむね市場予想に沿った内容だったものの、来週の米連邦準備制度理事会(FRB)の金利判断を巡る不確実性はむしろ高まったとの見方を示した。
同氏は「今回のCPIは表面的には投資家が望んでいた結果だが、最近の物価圧力を十分に反映していない可能性がある」と述べた。また、インフレが短期的に目標水準へ戻っていることを示す証拠もほとんどないと説明した。
さらに、今回の調査期間はエネルギー価格の直近の上昇前に当たり、商品価格の上昇圧力がエネルギーから金属や農産物へ波及する前の段階だったと指摘した。その上で、今回の物価指標は今後さらに強い価格圧力が表れる可能性を否定するものではないと分析した。
同氏は、市場予想通りのデータだったことでFRBは利上げの選択肢を維持できる一方、直ちに行動する必要まではない状況だとした。市場の関心は、この日の発表内容そのものよりも、FRBのコミュニケーションやエネルギー価格、労働市場データ、今後の展開に移っていくと付け加えた。
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