FRBジェファーソン副議長、追加利上げ判断に時間必要
2026.10.01 17:30
米連邦準備制度理事会(FRB)のフィリップ・ジェファーソン副議長は、インフレが長期間にわたって高止まりし、定着リスクもなお残るとしつつ、追加利上げの必要性を判断するにはなお時間が必要になる可能性があると述べた。1日付の発言として、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
ジェファーソン副議長は、今後の政策調整について、データの推移や経済見通しの変化、リスクバランスを綿密に分析した上で決定すべきだと強調した。また、「米国の経済活動と労働市場は引き続き堅調だが、エネルギー価格の上昇やAI投資ブーム、関税など複合的な衝撃が経済に影響を及ぼしており、これらを個別に評価すべきではない」と述べた。
さらに、「9月の会合以降、各年限の米国債利回りは一段と上昇しており、投資家が変化するマクロ経済環境を再評価していることを示唆している」とした上で、「今後さらにデータが出そろい次第、インフレが十分に速いペースで目標水準に戻るか、どのような金融政策スタンスが最も適切かを引き続き判断していく」と付け加えた。
FEDウォッチャーとして知られるWSJのニック・ティミラオス記者は、今回の発言について、追加利上げの前により長く待つ可能性を示唆したものだと分析した。ニューヨーク連邦準備銀行のジョン・ウィリアムズ総裁の従来の立場とも軌を一にしているという。
ティミラオス記者によると、FRBの最高幹部2人が事実上、10月の利上げに疑問を呈している構図となる。一方で、投資家はつい数日前まで10月利上げ観測への賭けを強めていた。
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