チェイナリシス、バイナンス流出で北朝鮮関与を指摘
2026.10.30 10:02
チェイナリシス(Chainalysis)は30日に公表した調査報告書で、バイナンス(Binance)の侵害事件を起こしたハッカーが資産凍結を回避するため、約20分間で3億2,500万ドル(約488億円)相当のステーブルコインを2億8,500万ドル(約428億円)相当のイーサリアム(ETH)に集中的にスワップしたことが確認されたと明らかにした。
同社は今回の事件による流出額を約64億ドル(約9,600億円)、凍結資産を約28億ドル(約4,200億円)と推計した。これは、バイナンスの分析による63億ドル(約9,450億円)流出・30億ドル(約4,500億円)凍結、アーカム(Arkham)の分析による60.1億ドル(約9,015億円)流出・28億ドル(約4,200億円)凍結と近い規模だ。
チェイナリシスは、今回の攻撃の背後に北朝鮮の偵察総局と連携するハッキンググループ、トレイダートレイター(TraderTraitor)がいる可能性が高いと指摘した。バイナンスから奪取された資金が、先月発生したビットゲット(Bitget)の侵害事件の資金とリアルタイムで混合された形跡が、決定的なオンチェーン証拠として示されたという。
このほか、数千件に及ぶウォレット間の循環送金や、特定アドレスに事前に1TRXを送る精密な自動化マネーロンダリングのパターンも確認された。
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