BTC底打ち未確認、追加下落リスクも
2026.11.05 03:58
ビットコイン(BTC)市場ではサイクルの勢いが弱まっているものの、主要な転換点で現れる極端なシグナルはなお確認されていないとの分析が出た。
クリプトクアント(CryptoQuant)の寄稿者クリプトジェノ(CryptoJeno)は、ビットコインのサイクル・エクストリーム指数(Cycle Extremes Index)の30日移動平均が15.8%まで低下し、「観察(Watch)」「緩やかな圧力(Mild Pressure)」の区間に入ったと伝えた。相応の調整が進んだものの、同指数は依然として市場活動が過熱する活性化局面や極端な局面からは距離があるとの見方だ。
過去の推移では、2021年のBTC高値形成前後や2024〜2025年の上昇局面で、市場の変動性と取引活動の拡大に伴って同指数が急上昇した。一方、足元ではサイクルの強さが大きく低下している。これは市場圧力の緩和を示唆するが、追加下落リスクが消えたことを意味するわけではない。
サイクル・エクストリーム・オシレーター(Cycle Extreme Oscillator)も慎重な見通しを裏付けている。同指標の30日移動平均は過去レンジの下限に近く、過去に強い市場変動とともに現れた基準値1.0を大きく下回っている。現時点では、明確なサイクルの極端なシグナルは観測されていないという。
2つの指標を総合すると、BTCはサイクルの底打ちが確認されたというより、調整と市場活動の鈍化が続く局面に近い。大幅な下落があったとしても、指標水準が低いという事実だけで売り圧力が出尽くしたと判断することはできない。トレンド回復に先立ち、さらに横ばい推移が続く、あるいはもう一段下落する可能性も排除できない。
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