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[マーケット] 先物
2025.07.28 08:38
コインのデリバティブ市場の動向をリアルタイムで確認できるタブです。
強制清算比率、取引所別のロング・ショート比率、ファンディング率、未決済建玉など多様なデータを総合的に提供し、市場のリスク度合いを一目で把握できます。
強制清算比率
1. 強制清算比率タブの上部には、過去24時間の強制清算された利用者数が数字で表示され、短期間の清算規模を把握できます。
2. 下部には全ユーザーポジションに対する総清算額、現在の全ポジション規模、ロング・ショートどちらが優勢かを示す清算比率が確認できます。
3. グローバル取引所別に清算額、清算比率、ロング/ショートポジション比率、清算比率などが表形式で整理されており、取引所間の比較分析も容易です。
4. ‘全体’ボタン([Web]では‘All’ボタン)を押すと特定コインを選択でき、右上では照会時間を設定できます。
💡 強制清算とは?
強制清算は保有している先物ポジションの損失が大きくなり、アカウントの証拠金が維持証拠金を下回った際に取引所が自動的にポジションを整理するプロセスです。
このプロセスは公正価格が強制清算価格に達したときに自動的に始まり、ユーザーは維持証拠金をすべて失う可能性があります。市場の変動が大きい時期には資産価格が急激に動くため、強制清算がより頻繁に発生することがあります。
取引所はあらかじめ設定されたルールに従い、この過程を自動で実行します
ロングショート比率
1. 上部の‘BTC’ボタンを押すと関心のある他のコインに変更でき、選択したコインのロングポジションとショートポジションの比率が確認できます。
2. 右上では照会時間を設定でき、1時間、4時間、12時間、24時間単位で時間帯別のロングショート比率の変化をチェックできます。
3. 下部にはグローバル取引所ごとのロング/ショートポジション比率が表記されており、取引所間のポジション差も簡単に比較できます。
💡 ロングショート比率とは?
ロングショート比率は暗号通貨先物市場における買い(ロング)と売り(ショート)ポジションの比率を示す指標です。この数値は市場参加者の心理や方向性の期待を表しています。
例えば比率が70:30の場合、全ポジションのうち70%が上昇(ロング)に、30%が下降(ショート)に賭けていることを意味します。
この比率は市場の流れを判断するのに有用ですが、一方に偏るとロングスクイーズやショートスクイーズのように逆方向に急激な値動きが起こる可能性があるため注意が必要です。
ファンディング率
1. 上部の‘BTC’ボタンを押すと関心のあるコインに変更でき、選択したコインのファンディング率が確認できます。グローバル取引所のファンディング率は比較形式で提供されます。
2. また上部にはファンディング率が最も高い取引所と最も低い取引所がそれぞれ表示され、市場の雰囲気を素早く把握できます。
💡 ファンディング率とは?
ファンディング率は無期限先物価格と現物価格の差を調整するために導入されたメカニズムです。ロングポジションとショートポジション保有者間で一定周期ごとに費用がやり取りされる仕組みです。
市場状況により一方のポジションが多くなると、そのポジション保有者が反対のポジション保有者に費用を支払います。
例えば、市場が上昇トレンドでファンディング率がプラスの場合は
→ ロングポジション保有者がショートポジション保有者にファンディング費用を支払います。
逆に市場が下降トレンドでファンディング率がマイナスの場合は
→ ショートポジション保有者がロングポジション保有者に費用を支払います。
この仕組みは無期限先物価格が現物価格と大きく乖離しないよう自動調整する役割を果たします。つまり、ファンディング率は先物市場のバランスを維持する重要な指標です。
未決済建玉
1. 上部の‘BTC’ボタンを押すと関心のあるコインに変更でき、選択したコインの未決済ポジション規模をBTC基準とUSD基準で確認できます。
2. 下部には主要取引所ごとの未決済建玉比率が表示されます。各取引所の未決済ポジション規模がBTC基準とUSD基準で分けて表記されているため、どの取引所にポジションが多く積まれているか一目で把握できます。
💡 未決済建玉とは?
未決済建玉は先物やオプション契約のうちまだ清算されず残っている全契約数を意味します。簡単に言えば、投資家が現在保有しているポジションの量を示す指標です。
この数値が増えると市場参加が活発化しているサインと見なせ、逆に減るとポジション整理が進んでいる可能性があります。
市場の方向性を判断するときは未決済建玉だけでなく、ロングショート比率やファンディング率なども合わせて確認すると効果的です。