マージンモードとは?
マージンモードは、先物取引においてどのようにマージンを管理するかを決定する設定であり、リスク許容度と資産の活用方法に基づいて2つの主要なカテゴリに分けられます。
1. 分離マージン(アイソレーテッド・マージン)
分離マージンはポジションごとに設定されます。ポジションのマージン比率が100%に達すると、強制清算されます。
• あるポジションで損失が出ても、他の資産やポジションには影響しません。
• リスク管理がしやすい一方で、清算リスクが高まる可能性がある点に注意が必要です。
• トレーダーは各ポジションに対してマージンを増減させることができます。
💡 分離マージン使用の例
50 USDT のマージンでBTC/USDTのロングポジションを分離マージンモードでオープン → 一般的な場合、最大損失は50 USDT(投入したマージン)です。
2. クロスマージン
先物アカウント全体の残高をマージンとして使用します。
• あるポジションで損失が出ていても、他のポジションで利益が出ていれば追加マージンを支払う必要はありません。
• ただし、一方のポジションでの損失が他のポジションの強制清算につながる可能性がある点に注意が必要です。
💡 クロスマージン使用の例
BTCUSDTポジションで損失が出た場合、アカウント内の他の資産(例:ETHポジションや残高)を使って損失をカバーします。
⚠️ 開いている注文またはポジションがある場合は、マージンモードを変更することはできません。
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