SC、今年のBTC目標値を20万ドル→10万ドルに「急落」

英国のスタンダードチャータード（SC）銀行が今年のビットコイン価格予測値を従来の20万ドルから10万ドルに大幅に引き下げたとディクリプトが伝えた。SC銀行は、ストラクチャードファンドなどの企業による積極的なBTC買い入れも事実上終わったと見ており、長期目標値である50万ドルに到達すると予想される時期も、ドナルド・トランプ米大統領の退任時期である2028年から2030年に遅らせた。SCのアナリスト、ジェフリー・ケンドリックは報告書を通じて、「今後のBTC価格の上昇はETF資金の買い付けにのみ左右される可能性が大きい。現在の現物ETF資金流入額は、発売以来最も少ない水準であり、価格も上昇を牽引するトリガーがなく、横ばいの状態だ。ストラクチャードファンドなどの企業のBTC買い入れも事実上終わった。さらに、市場は米連邦準備制度理事会（FRB）が明日金利を引き下げると予想しているが、来年の見通しによっては市場が大きく揺れ動く可能性がある」と説明した。