ムーディーズ、暗号資産市場の過熱と下落リスクを指摘
2026.02.23 03:52
ムーディーズ・アナリティクス(Moody's Analytics)のマーク・ザンディ(Mark Zandi)主任エコノミストは、暗号資産を含むグローバル資産市場の調整リスクが高まっていると指摘した。
ザンディ氏は、最近の価格調整にもかかわらず、暗号資産、金、銀が依然として下落リスクにさらされていると述べた。米国の実質国内総生産(GDP)成長率は潜在成長率(2.5%)を下回り、雇用は停滞し、失業率は上昇傾向にあると説明。米連邦準備制度理事会(FRB)が主に参考にする個人消費支出(PCE)物価上昇率も高水準(3%前後)を維持しており、関税の不確実性やイラン関連の軍事的緊張も重荷となっているとの見方を示した。
さらに同氏は、FRBと世界の投資家が国債市場から離脱する中、レバレッジ裁定取引を行うヘッジファンドがその穴を埋めていると付け加えた。これに大規模な財政赤字と莫大な資金調達需要が重なれば、金利が急騰する可能性があると指摘。現在の市場は投機によって過熱しているが、資産価格はむしろ急落し、すでに脆弱な経済に衝撃を与えていると分析した。
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