FRBムサレム総裁、当面金利据え置きの必要性示唆
2026.04.15 19:15
セントルイス連邦準備銀行のムサレム総裁は15日、高水準の原油価格が今年残りの期間、コアインフレ率をFRBの目標である2%より約1%ポイント高く維持させる可能性があり、金利を現行水準で据え置く必要があるかもしれないと述べた。
同総裁は、「原油価格がコアインフレに一定程度波及する可能性が高い」と指摘し、年末の基礎的な物価指標が「3%をやや下回るか、3%前後」になるとの見通しを示し、さらなる上昇リスクもあると述べた。
ムサレム総裁は、FRBが現在の3.50〜3.75%の範囲にある政策金利を「当面の間」維持し、今後数ヶ月間にわたりインフレ、雇用、経済のデータを注視する可能性が高いと説明した。また、多くの同僚も同じ見解を持っていると付け加えた。
同総裁は、昨年実施された関税引き上げの影響が今四半期に徐々に薄れ、住宅費インフレも鈍化しているものの、原油価格の上昇とサービス業全般のインフレが高水準を維持していると指摘した。その上で、物価上昇率が再び高まり、インフレ期待を押し上げる可能性があれば、利上げにも前向きな姿勢を示すと述べた。
さらに、石油市場が「12ヶ月間で3度目のマイナス供給ショック」に直面しているとし、関税率の引き上げと移民規制の強化が重なり、インフレ見通しと雇用市場の両方が危険にさらされており、経済成長も打撃を受ける可能性があると警告した。ただし、今年の経済成長率は鈍化するものの、1.5〜2%の範囲を維持するだろうと予測した。
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