アービトラム凍結のケルプ・ダオ奪取7,300万ドルETHに差し押さえ訴訟
2026.05.04 07:49
米国法律事務所ガーシュタイン・ハロー(Gerstein Harrow LLP)は、ケルプ・ダオ(Kelp DAO)ハッキング事件後、アービトラム(ARB)が凍結した3万766 ETH(7,300万ドル、約110億円)の差し押さえを求める訴訟を提起したと、Cointelegraphが伝えた。
ガーシュタイン・ハローの依頼人側は、過去に北朝鮮によるハッキング事件後、北朝鮮を相手取った3件の別訴訟で勝訴しており、総額8億7,700万ドル(約1,315億円)以上の賠償を受ける権利があると主張している。北朝鮮を相手取った訴訟で勝訴したことから、アービトラムが凍結した資金も自分たちの所有物であると主張している。
これに伴い、ニューヨークの裁判所もアービトラム側に対し、当該資金の移動を禁止する制限・執行命令を承認したと伝えられている。
ケルプ・ダオは先月18日、2億9,200万ドル(約438億円)規模のハッキング被害を受けており、アービトラムのセキュリティ委員会はハッカー関連アドレスにあった3万766 ETHを凍結した経緯がある。
アービトラムはこの資金をハッキング被害者救済ファンドであるDeFiユナイテッド(DeFi United)に送付し、利用者に賠償する計画だったが、今回の訴訟により資金回収手続きが遅延する可能性が指摘されている。
ガーシュタイン・ハローは、過去にバイビット(Bybit)のハッキング時にも同様の訴訟を提起した経緯がある。
アービトラム側は、「今回の差し押さえ措置は被害者への資金返還を遅延させるものだ」とし、不当であるとの立場を伝えた。
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