EU、米国の影響力抑制へステーブルコイン規制強化
2026.06.16 13:54
欧州の政策当局は、ドル建てステーブルコインが米国の影響力を次世代決済インフラに拡大させる経路になるとみて、その牽制に乗り出したとブルームバーグが報じた。
ブルームバーグによると、EUはステーブルコインの発行と利用に厳格な規制を適用し、関連リスクを抑制しようとしており、一部の欧州銀行は競争力のある決済ネットワーク構築を加速させるため、ユーロ建てステーブルコインの発行を準備している。
同メディアは、こうした動きが欧州がVisaやMastercardといった米国企業に決済インフラを依存してきたことへの警戒感と連動していると指摘した。欧州中央銀行(ECB)も決済の独立性強化のため2020年からデジタルユーロを検討してきたが、その導入時期は2029年以降と予想されており、進捗は遅い状況である。また、2022年のウクライナ侵攻直後にVisaとMastercardがロシアでのサービスを停止した事例を機に、米国の金融インフラ統制が地政学的な手段として利用されうるという懸念が数年来提起されてきたと伝えている。
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