Top

BTC、底打ち条件は整うも反発シグナルは未確認

2026.07.09 00:31
オンチェーン分析企業のグラスノード(Glassnode)は、BTCが低評価区間に留まっており、長期保有者(LTH)の損切りが減少した際に価格が本格的に回復する可能性があるとの分析を報告書で示した。 グラスノードの報告書によると、過去5ヶ月間、BTC価格は長期未移動の供給量を除いたアクティブなBTCの平均取得単価であるTMM(True Market Mean)と、短期保有者の平均取得単価を下回って推移した。この期間、長期保有者による損失を伴う売却の割合は、全体の実現損益に対して43%まで上昇し、1日あたりの損失額は2億8,000万ドル(約420億円)と、2022年12月以降で最大水準を記録した。ETFの資金フローは落ち着いたものの、依然として純流出が続いている。1日あたりの取引量も6億5,000万〜9億5,000万ドル(約975億〜1,425億円)に留まり、昨年10月の高値から約80%減少した。これは、機関投資家の需要がまだ明確に安定していないことを意味する。 デリバティブ市場では、投資家が慎重ながらも強気な姿勢を見せ始めた。プット/コール比率は今年最低水準まで低下したが、オプション市場全体では依然として下落リスクを警戒する雰囲気が強い。現物価格も、オプション購入者にとって最大の損失となる価格帯(Max Pain)を大きく下回っている。 同社は「三つの観点から見て、市場は弱気相場の後半に差し掛かっているという一貫した兆候を示している。市場は底打ちの条件を整えているものの、それを確認できるシグナルはまだ現れていない。長期保有者の売り圧力がさらに緩和され、機関投資家の資金フローが安定し、理想的にはBTC価格がTMMを継続的に上回ることで、初めて状況の好転が期待できる」と強調した。

最初のコメントを残してください

コメントを残すにはログインが必要です
ログイン
Loading