元ブラックロック幹部、イーサリアムEIP-8363案に強く反対
2026.08.07 13:11
元ブラックロックのデジタル資産戦略責任者で、シャープリンク(SharpLink)のジョセフ・シャロムCEOは、イーサリアムのステーキング報酬を段階的に削減する「EIP-8363」案に強く反対した。
シャロムCEOは、この提案が実施されればイーサリアム(ETH)エコシステム全体に深刻な打撃を与えるとして、4つの理由を示した。第1に、基準金利の役割を果たすステーキング利回りが低下すれば、オンチェーン融資コストが上昇し、350億ドル(約5,250億円)規模のリキッドステーキングトークンの担保価値が下落する可能性があるとした。第2に、ビットコイン(BTC)との差別化要因であるETH固有の収益性が薄れ、機関資金の流入が鈍ると指摘した。第3に、開発者やノード運営者に配分されるべき報酬が焼却され、資金の好循環が断たれると述べた。第4に、ブラックロックなど大手機関がイーサリアムを採用する重要な時期にトークノミクスを変更するのは極めて危険だと強調した。
現在イーサリアムコミュニティーで議論されているEIP-8363「逓減型発行バーン(Decreasing Issuance Burn)」案は、バリデーターのステーキング利回り(約2.75%)を段階的に削減し、預け入れ量が総供給量の50%水準に達した場合、利回りを0にすることを柱としている。
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