Top

BTC変動性11カ月ぶり低水準、方向性需要が消失

2026.08.10 10:28
BTCの価格は先月初めから6万2,000ドル(約911万円)〜6万6,000ドル(約970万円)の狭いレンジで推移しており、オプション市場のボラティリティ見通しも大きく低下していると、コインデスク(CoinDesk)が分析した。 同メディアは、BTCオプションの向こう30日間のインプライド・ボラティリティを年率換算で示すボルメックスBVIV指数が週末に35.59%まで低下し、前年9月以来の低水準を記録したと説明した。今年2月にBTCが9万ドル(約1,323万円)から6万ドル(約882万円)近辺まで急落した際には90%を上回っており、対照的な動きとなっている。 これについて、ファルコンエックス(FalconX)のデリバティブ部門責任者グリフィン・シアーズ(Griffin Sears)氏は、ボラティリティ低下の主因はオプション市場の需給不均衡にあると述べた。どちらか一方向への大きな値動きに賭ける「方向性オプション」への需要が消失した一方、オプション供給は高水準を維持しているという。 また、すべてのオプション契約には買い手と売り手が存在するが、ここでいう高い供給とは、投資家がマーケットメーカーにオプションを発行して売却するケースが増えていることを意味すると説明した。特に、BTC採掘企業や一般企業を中心に、保有するBTCに対してコールオプション(上昇ベット)を繰り返し売却し、追加収益を得る戦略が広がっているとした。 こうした継続的なオプション売りがインプライド・ボラティリティを押し下げる要因になっているほか、取引減少と現物市場の低迷も重なっているという。実際のBTC価格変動を示す実現ボラティリティが低下する中、市場が織り込む将来の変動性であるインプライド・ボラティリティもあわせて低下していると付け加えた。

最初のコメントを残してください

コメントを残すにはログインが必要です
ログイン
Loading