「BTC、量子コンピューティング攻撃への対策が必要」専門家の見通し

ビットコインが量子耐性（Post-Quantum）標準に移行するには最低でも5年から10年はかかり、対応策が講じられなければ暴落する可能性があるとの警告が出ているとコインテレグラフが伝えた。BTCコア開発者であり、暗号資産カストディ企業カサ（Casa）の共同設立者であるジェイムソン・ロップ（Jameson Lopp）は、「量子コンピューターが近い将来BTCを崩壊させることはないだろうが、BTCがプロトコル変更と資金移行を完了するには時間がかかるだろう」と見通した。またカプリオールインベストメント（Capriole Investments）設立者であるチャールズ・エドワーズ（Charles Edwards）は、「2028年までにBTCに量子耐性が確保されない場合、5万ドル以下に下落する可能性がある。対応が遅れる場合、市場に与える衝撃はFTX事件よりも大きいだろう。400万BTC以上が量子攻撃に対して脆弱であると把握されている」と予測した。