JPモルガン、コインベースのハイパーリクイッド契約で業績見通しを下方修正
2026.07.14 16:40
JPモルガンは、報告書を通じて、サークル(Circle)とコインベース(Coinbase)がハイパーリクイッドと締結した新たな契約が、両社間の収益を食い潰す「囚人のジレンマ」を引き起こしたと指摘し、業績見通しを下方修正した。
新たな契約により、コインベースはハイパーリクイッド内のUSDCから発生する利息収益を独占した後、その90%をハイパーリクイッドに支払うことになった。これまでは、ステーブルコインの利息収益をUSDC発行元であるサークルとコインベースが50対50で分配していた。
最近、ハイパーリクイッドはUSDCの総流通量の8%に相当する約60億ドル(約9,420億円)を保有するほど、USDCの主要な流通チャネルとして浮上した。これがコインベースが破格的な契約を締結した背景にある。
結果として、USDCの利息収益を分け合っていた両社は、USDCの流通網拡大のために互いに競争し、収益を犠牲にせざるを得ない状況に陥った。暗号資産市場の減速と規制代替案の登場により、USDCの流通量が730億ドル(約11兆4,610億円)まで減少する中、今回の契約が長期的な悪材料となる可能性があるとJPモルガンは分析した。
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