伊中銀、ステーブルコイン送金は優位性限定的
2026.08.19 02:19
イタリア中央銀行は、ステーブルコインを使った海外送金について、既存の金融ネットワークと比べてコストや送金速度の面で大きな優位性はないとする報告書を公表したと、ビーインクリプト(BeInCrypto)が報じた。
報告書では、イタリア、アルゼンチン、ブラジル、南アフリカ、アラブ首長国連邦(UAE)、日本を結ぶ実際の10の送金ルートを調査した。実際のブロックチェーン上の送金手数料は平均0.4%にとどまった一方、口座入金、両替、現金引き出しなど、銀行や取引所を介した法定通貨への換金過程で費用の大半が発生したという。
従来型送金サービスのワイズ(Wise)と同じルートで比較した結果、ステーブルコインの方が安価だったのは3ルートのみで、4ルートではむしろ割高だった。
ステーブルコインは銀行を完全に迂回できるように見えるものの、最終的な現金化の過程では既存の伝統的な金融インフラに依存せざるを得ないという構造的な限界が浮き彫りになった。
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